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採用試験で人権侵害か 適性検査MMPI使用 県警

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 「異性より同性に魅力を感じるか」「神を信じるか」など、性的指向や信教についての設問が含まれる適性検査が、愛媛県警の採用試験で2003年度以降、使われていたことが県のホームページ(HP)などで分かった。県内の人権団体や全国の専門家からは「プライバシーの侵害、同性愛者や性同一性障害者への差別に当たる」と疑問の声が出ている。 県警が使っている適性検査MMPI(ミネソタ多面人格検査)は精神疾患の病理診断を目的に1943年、米国で開発。日本では50年代に導入された。質問数が550問の完全版のほか県警が使う383問の縮小版などがある。中心となる10種の診断尺度の得点を算出。尺度の一つに性の特徴を示すものが含まれている。 MMPIに詳しい金沢大の岩本健良准教授(社会教育学)によると、性に関連する尺度は作成段階で同性愛者を特定する狙いがあったという。

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