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県開発デルフィニウム、周年供給へ試験計画

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 愛媛県が開発したデルフィニウムの新品種「さくらひめ」を年間通じて出荷できるようにしようと、県は北海道と協力し、今年夏に道内での栽培試験に乗り出す。県内の出荷量が減少する夏場に北海道で生産することで、市場評価を高める狙いがある。 さくらひめは県農林水産研究所が2002年に開発を始め、13年3月に品種登録を出願。今年秋からの本格栽培開始に向け、県内20戸の農家が現地栽培試験に取り組んでいる。名前通りのピンク色のデルフィニウムは全国的に珍しく、従来品種よりも草丈が高く、花の数も多いのが特長。 北海道ではJA全農えひめ(松山市)のデルフィニウム独自品種「パルフェ」を栽培している縁もあり、道内の農家から栽培の要望を受けた道農産振興課が県に申し入れた。県によると、都道府県を越えた花の産地間連携は近年増えているが、愛媛県の開発品種では実施しておらず、実現すれば初の取り組みになる。

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