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影響評価に疑問の声 宇和島・愛南境界風力発電計画

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 愛媛県環境影響評価審査会(会長・佐藤晃一愛媛大名誉教授、10人)が14日、県庁であった。電源開発(Jパワー、東京)が宇和島市と愛南町の境界付近の尾根で計画している風力発電事業を審議。風車の出力や基数が異なる3案の騒音などの影響評価をJパワーが「大きな差異はない」と示したが、委員から「根拠が分からない」などと疑問の声が複数上がった。 4月施行の改正環境影響評価法に基づく計画段階環境配慮書を県の審査会で審議するのは初めて。事業の検討段階で複数案を示すことで計画の柔軟な変更が可能となる。 配慮書によると、事業計画は宇和島市津島町下畑地―愛南町僧都の尾根約3キロで、2000キロワット級13基▽2300キロワット級11基▽3000キロワット級9基―の3案を検討。風車から最も近い集落まで700メートルあり、騒音の影響は「大きな違いはない」とした。

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