２００４年に愛媛県大洲市長浜町沖浦で起きた放火殺人容疑事件から丸１０年を迎えた１３日、大洲署員約２０人が、事件現場やＪＲ伊予長浜駅前など市内５カ所でチラシを配り、情報提供を呼び掛けた。遺族らでつくる「捜査に協力する会」は、０９年に始めた有力情報への謝礼金３００万円の支払い期間を１５年４月１２日まで１年間延長した。 大洲署によると、２００４年４月１３日午前１時３５分ごろ、１人暮らしの会社員鎌田美千子さん＝当時（５２）＝方から出火、木造２階建て住宅を全焼し、２階から鎌田さんが遺体で見つかった。１階に灯油がまかれた跡があった。出火直前に鎌田さんは１１０番して助けを求めていたが、途中で通話が途絶えた。 大洲署の星野聡一刑事課長は「ささいなことでも情報をいただきたい」と話した。連絡先は同署特捜本部＝電話０８９３（２５）１１１１。
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