１０５年ぶりに全面改築した愛媛県八幡浜市保内町川之石の八幡森神社（一宮康人宮司）で１２日、春祭りが行われ、神楽を奉納した。真新しくなった拝殿前に集った地元の楠町地区住民らは、見事な舞と軽快な太鼓やかねの音を楽しんだ。 宇和海に面した山の中腹にある八幡森神社は１９０９年に建立され、傷み具合がひどくなったことから地元住民や企業の寄付などで改築に着手。約２５００万円かけて、２０１３年１０月に完成した。 改築後初めてとなった春祭りの神楽奉納は以前から交流があり、四国トップレベルの舞と言われる川名津神楽保存会（八幡浜市川上町）に依頼。「ダイバン」と呼ばれる鬼が登場し、健やかな成長を願って幼児らを抱きかかえる場面では、子どもの元気な泣き声と大人の笑い声が響きわたり、にぎやかさを増していた。
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