情報通信技術を活用したまちづくりを目的に総務省が設置している「ICT街づくり推進会議」のメンバーが9日、愛媛県松山市を訪れ、観光や防災、健康の情報を市民や観光客のスマートフォン(スマホ)に提供する「スマイル松山プロジェクト」の現状を視察した。 プロジェクトは総務省の委託事業で、松山市や愛媛大、民間業者が産官学連携で2013年10月から始めた。スマホ用アプリ「スマイル松山」をダウンロードすれば、ウオーキングや観光ルート、句碑、災害時の避難場所などの情報を無料で簡単に確認できる。3月30日現在のダウンロード数は4865件。 9日、会議メンバーや市職員ら約50人がスマホを片手に萬翠荘を出発した。アプリの制作に協力した観光ガイドの説明を受けながら、画面上の地図に記された句碑や博物館、避難場所の中学校などを訪問した。
↧