再稼働の行方が焦点になっている四国電力伊方原発が立地する愛媛県伊方町で、任期満了に伴う町長選挙が8日、告示される。現職山下和彦(68)=湊浦、前職畑中芳久(66)=仁田之浜、新人浜口市作(66)=大浜=の3氏が立候補を表明し、前哨戦を繰り広げている。 再稼働に向けた原子力規制委員会の審査を受けている10原発17基の立地自治体で、審査申請後に首長選が行われるのは3月の福井県おおい町に続いて2番目。原発の運転に影響を及ぼす地元トップを選ぶ選挙として注目が集まる。 3氏はいずれも伊方原発との共存を図る意向を示している。現時点で原発問題は争点になっていないが、反対などを訴える候補者擁立を模索する動きも出ている。 立候補の届け出は、8日午前8時半~午後5時、町役場で受け付ける。投票は13日午前7時~午後8時に町内33カ所で実施。同日午後9時40分から町生涯学習センター(湊浦)で開票する。 3月2日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は9327人(男4425人、女4902人)。 ◇ 愛媛新聞社は13日投開票の伊方町長選の開票結果などを有料携帯サイト「愛媛新聞モバイル」で速報します。
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