全農の完全子会社に　えひめ飲料

　愛媛県を代表する飲料ポンジュースを生産するえひめ飲料（松山市）が、県内１３ＪＡ保有の自己株式６６６０株（７．４％）を取得・消却し、ＪＡ全農（東京）の完全子会社となることが２５日分かった。経営環境が悪化する中、完全子会社化で意思決定を迅速にして競争力を強化するのが狙いと説明している。　完全子会社化は県内ＪＡ代表者の合意を得て３月１２日にＪＡ全農の経営管理委員会で決定。同２８日の同社の臨時株主総会で決議された。株式の取得金額は９億９９００万円で、６月２８日付で実施する。同総会では資本準備金１７億円の取り崩しも決め、株式取得費用などに充てる。