3014年、道後温泉本館は空に浮いているかも―。未来の道後を考えるワークショップが31日、愛媛県松山市道後湯之町の「椿の湯」であり、地元の学生や旅館経営者ら約20人が、1000年後の本館の造りや温泉客の姿を空想した。集まったアイデアを基に作家が影絵に仕立て、街に投影する。 本館建設120周年記念芸術祭「道後オンセナート2014」の作品の一つ。影絵は4月10日から12月31日まで、子規記念博物館の壁面などに映す。作者はオーストラリア・メルボルン在住で環境デザイナーのスティーブン・ムシンさん(35)。日本での活動は初めてで、3月30日から4月中旬まで道後に滞在し作品を完成させる。
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