愛媛県内の6割近くの介護事業所で人材が足りず、将来も厳しい―。県社会福祉協議会が1月に実施した調査で、慢性的な担い手不足にある県内介護業界の実態があらわになった。求人への応募がほとんどない事業所が3割超。増え続けるサービスの質・量の確保へ、県などは2014年度に対策会議を始める。 調査は県が委託。老人ホームなど施設系363、訪問介護や通所介護など在宅サービス系437の計800事業所に調査票を送り、375事業所(46.9%)が答えた。 介護人材の過不足状況では、充足は4割強にとどまり、46.0%が「やや不足」、11.3%は「とても不足」。13年に正規職員を求人した265事業所の確保状況では、ほとんど応募がなかった事業所が36.2%に上った。
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