愛媛県は25日、2013年度版県環境白書を公表した。12年度に県や市町へ届け出があった公害苦情件数は979件で、前年度から37件増加したものの、3年連続で1000件を切った。 内訳は、水質汚濁が112件と前年度から40件減ったのをはじめ、大気汚染が1減の322件。一方、振動は過去5年で最多の11件、騒音は8件増え151件だった。県環境政策課は「統計上、大きな増加ではない」としている。 白書には、13年1月ごろから中国で微小粒子状物質「PM2.5」が問題化したのを受け、県内でも測定局新設や注意喚起体制の運用を始めたことなどを盛り込んだ。
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