山里の元気につなげたい―。過疎高齢化が進む愛媛県宇和島市津島町御槙(みまき)地区に4月1日、地元主婦らが運営する宿泊施設「みまきガーデン」がオープンする。保育所跡をリニューアルし、目指すのは地域活性化。期待と不安を胸にその一歩を踏み出そうとしている。 御槙地区は、1000メートル級の山々に囲まれた市南部の緑豊かな盆地。市中心部から車で約40分、約350人が暮らす。 今回の取り組みは、地域おこしに関わってきた自治会や生産者らでつくる協議会が、総務省の「過疎地域等自立活性化推進交付金」を受け展開。宿泊所だけでなく、配食サービスや地元米のブランド化を推進する拠点として、2009年に閉園した旧御槙保育園跡を活用した。
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