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宮城の児童が見た震災、記憶に 松山で写真展

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 忘れないでほしいから、シャッターを切ります―。東日本大震災で廃校となった宮城県の南気仙沼小学校の児童が撮影した作品を紹介する写真展が22日、愛媛県松山市道後公園の市子規記念博物館で始まった。松山から被災地への思いを込めた俳句も受け付けている。4月20日まで。 関東のカメラマンらが中心となり始まった「こどもカメラマンプロジェクト」は、これまで各地で写真展を開いている。関西在住の建築家らでつくる団体「座かんさい」が協力し、松山での開催が実現した。 撮影者は2011年度に5年生だった児童41人と教諭3人。同校は震災時、津波が校舎に押し寄せて浸水。1年後に閉校し、気仙沼小に統合された。閉校までの1年間、子どもたちはそれぞれの視点で、山積みになったがれきや道路に転がる車を撮影。閉校を控え、教室で友人と肩を組み、ピースサインで笑顔を見せる写真もある。 松山展では写真展の感想や応援メッセージを俳句でも受け付け、集まった作品は今後の会場などで紹介するという。

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