道後の象徴として育てようと地元が創作した盆踊り「道後湯玉音頭」が22日、愛媛県松山市道後湯之町の道後商店街入り口であり、住民や観光客が踊りを楽しんだ。 道後温泉まつりに合わせて、道後商店街振興組合青年部が実施。踊り念仏で知られる時宗の開祖一遍の生誕地という由来に基づいて、音頭が昨年12月に完成。青年部は地元保育園に出向くなどして普及に取り組んできた。 22日は会場に高さ約4メートルのやぐらが特設されたほか、道後オリジナルキャラクター「ゆだまん」の巨大うちわもお目見え。住民らは湯を肩に掛けるような振りが入った踊りを披露し、観光客も加わってやぐらの周囲に大きな輪が広がっていった。 学校帰りに何度も練習したという湯築小3年松岡美咲さん(9)は「観光客もいて緊張したけど、楽しかった」と笑顔で話した。青年部の石田匡暁部長(37)は「いずれは道後温泉本館でやりたい」と意気込んだ。 23日も午後6時から行う。
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