詩人で砥部町名誉町民の坂村真民さん(1909~2006年)と愛媛県松山市出身の書家・絵手紙作家小池邦夫さん(72)=東京都=の特別企画展が11日、砥部町大南の坂村真民記念館で始まった。命の大切さなどを伝える87点が来館者の感動を呼んでいる。6月1日まで。 開館2周年記念として開催。半世紀余り絵手紙に取り組む小池さんは、生前の坂村さんと交流があり、詩に励まされてきたという。 小池さんは絵手紙や書38点を出展。自分に厳しく独自の詩を書き続ける一方で、他人に笑顔で接していた坂村さんの生き方や思い出を記している。東日本大震災の被災者と交流する中で、生きる希望や勇気を与える絵手紙の力を実感して描いた作品もある。
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