愛媛県はこのほど、2011年度の県民経済計算の概要を発表した。県内総生産は名目、物価変動分を除いた実質とも2年連続のプラス成長で、実質は過去10年で最高となった。県民所得を総人口で割った1人当たりの県民所得は前年度比5.5%増の267万3000円。 県内総生産は名目で5兆1000億円(前年度比4.2%増)と過去10年で5番目。実質は5兆4484億円(5.9%増)。県の名目の国内総生産シェアは前年度比0.06ポイント増の1.08%となった。 名目の産業別では、1次は農業が0.1%増の一方、水産業は13.7%減で、全体では3.6%減。2次は製造業が17.5%増、建設業が11.1%増で、全体も16.3%増。3次は電気・ガス水道業が23.6%減だったが、卸売・小売業が5.1%増、不動産業が2.6%増と伸び、全体では0.1%増となった。
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