2013年の愛媛県内の休廃業・解散は416件(前年比56.3%増)と、過去10年で最多だったことが12日、東京商工リサーチ松山支店の調査で分かった。 13年の県内倒産(負債総額1千万円以上)は59件(35.9%減)で1965年の集計開始以降最少だったが、業績低迷や後継者難などで事業継続を断念した休廃業・解散件数は倒産件数の7倍に上った。 産業別では、サービス業など98件(50.7%増)、建設業87件(77.5%増)、小売業82件(64.0%増)の順で多かった。サービス業などは、景気低迷や大手県外資本の参入が響き、飲食店で事業をやめる会社が相次いだ。建設業も、長引く業績低迷で体力が低下し、最近の人手不足や労務費・資材費高騰が追い打ちをかけた。
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