東日本大震災発生から3年を迎えた11日、愛媛新聞社はさらなる被災地支援の輪を広げようと松山市大手町1丁目の本社で開催中の「震災報道写真展」会場や県内支社に、写真展に協力している岩手県の地元紙岩手日報社の号外を配置した。この1年の歩みや復興に関する話題を集めており、来場者に配っている。 愛媛、岩手両県は震災後、修学旅行生の招待や西予市での全国かまぼこ板の絵展覧会などを通じ交流を深めている。「感謝の気持ちを伝えたい」と岩手日報社員が来県して街頭に立った昨年に続き、愛媛県民へ号外を届けることになった。 号外は12ページ。廃部の危機を乗り越え、たくましく洋上練習に励む地元高校のヨット部員の様子などを紹介したほか、四季折々の行事や住民の営みに焦点を当てた写真特集で三陸沿岸の1年を振り返っている。 岩手日報社はこの日、東京や名古屋などでも号外を配った。
↧