おひなさまやえとの組み木と、花台など竹細工を集めた作品展が、愛媛県西条市明屋敷の五百亀(いおき)記念館で開かれている。13日まで。 西条市大町の福武義夫さん(72)が9年ほどの間に作った組み木作品100点、同市下島山の早田肇さん(72)が竹細工二十数点をそれぞれ出展している。 家具職人だった福武さんの作品は数十のパーツを組み合わせ、分解すると全て1枚の板に戻る。「板の状態から起こした形を想像して作図するのが難しい」。松やヒノキ、神代杉を使った作品には温かみがあり、木の節で動物の目を表現し、複数の木材で色の違いを演出するなど、遊び心も盛り込んだ。
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