電気・通信工事と映像事業を手掛ける愛幸通信社(愛媛県松山市、酒井一樹代表取締役)は17日から、複数の回転翼を備えた無線操縦のヘリコプター「マルチコプター」を活用した空撮請負事業を始める。メディアや測量、ビルメンテナンス、イベントなど幅広い分野での市場開拓を目指す。 マルチコプターは複数メーカーが製造・販売しており、放射状に配置した回転翼で従来のラジコンヘリよりも安定した飛行を実現。カメラ搭載型は空撮や災害調査などの用途で活用されている。 同社は縦横66センチ、高さ12センチと、縦横55センチ、高さ22センチの2種類計4台を所有。カメラ搭載型でフルハイビジョンの約4倍の解像度を持つ4K画質での動画撮影にも対応。半径約1キロの範囲で撮影できる。専門の操縦オペレーターとカメラオペレーターがペアで撮影し、料金は4時間で25万円を予定している。 操縦オペレーターを務める白石淳也映像部長(41)は「多様なニーズの空撮に対応し、新しいビジネス展開につなげたい」と話している。
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