重信川周辺の自然観察を楽しみながらごみを拾う活動「ごみ袋もって泉てくてくめぐり」。愛媛県松山市の市民グループ「水をきれいにする会」が17年にわたって続けており、100回を超えた今も身近な泉や小川に親しみつつ、地域の環境美化にも一役買っている。 会は1986年に発足し、重信川流域の自然観察や水質調査などに取り組んできた。泉巡りは現在、月1回開催。申し込み不要で、関心のある人は自由に参加できる。回数を積み重ね、2013年9月に100回目を迎えた。 2月25日に催した105回目は、会員や親子連れら13人が参加し、松前町の福徳泉や神寄(こより)川沿いの約6キロを散策。タンポポや菜の花、テントウムシを見つけたり、泉や川に生息するナマズやコイを眺めたりした。ヒバリやトビの鳴き声が聞こえると空を見上げ、双眼鏡を手に観察。道すがら回収したごみは、可燃ごみや空き缶、ペットボトルなど3袋分あった。
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