高校生が地域に残る古民家や町並みを写真に収めて魅力を伝える第11回「民家の甲子園」の県大会が23日、愛媛県松山市大手町1丁目の愛媛CATV大手町オープンスタジオであり、出場した11校中、上位の八幡浜、吉田両高が8月に福島県である全国大会への出場を決めた。 県古民家再生協会(砥部町)が運営する実行委員会主催。各高校の写真部や美術部員が5枚の写真とPR文を作成し、スライドを使って7分間のプレゼンテーションを行った。 各校が酒蔵のたたずまいや、通学路にある民家など地域を歩いて切り取った写真を映し出して撮影者の思いなどを紹介。初出場の大洲農業高は市内の「おはなはん通り」で掃除するおじいさんや犬と散歩する少女の写真を示して「古い通りでも普段の生活があることに驚いた」と語り、古い建物や橋がひっそりと壊されている現状に「写真に残せば思い出せる」と決意していた。
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