愛媛県の内子町立山の立川小学校で18日、特産のシイタケをテーマにした森林林業体験学習会があり、3年生以上の児童31人が講義と植菌作業を通じて森や山の大切さを学んだ。 山あいにある立川小は長年、シイタケの原木栽培をしており、学習会は喜多地区林業研究グループ連絡協議会が開催。町林業研究グループの中村清貴会長(62)が「シイタケには体によい五つの要素がある。よく食べて元気な体をつくって」と呼び掛けた。 続いて、県の職員が森の働きと恵みについて説明。手入れされた森と荒れ地とを比べると、雨で土砂が流れ出る量は約150倍もの差があることや、シイタケの原木栽培には農薬がいらず、原木は朽ちて土に返るため、ごみが出ないことなどを話した。 さまざまな森の機能を知った児童は、研究グループのメンバーらに手伝ってもらいながら、ドリルを使った原木の穴開けやシイタケ菌の種駒の植え付け作業を楽しんだ。
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