水辺の環境に興味を持ってもらおうと、愛媛県八幡浜市保内町川之石の宮内川河口で15日、魚の観察教室があった。地元の小中学生や保護者約30人が魚やカニを捕まえて特徴などを観察し、専門家の説明を聞いて知識を深めた。 教室は、環境保全に取り組むNPO法人「かわうそ復活プロジェクト」(八幡浜市)が初めて企画した。長靴を履いて川辺に集まった子どもたちは川底を網ですくったり、石の底をのぞいたりして、カニやウナギ、ハゼなどを見つけていた。 捕まえた魚は参加者全員で観察し、魚に詳しい同プロジェクトの松田久司さん(57)が「ウナギは大きくなったら海へ行って卵を産み、子どもが川に戻ってくる」などと説明。観察した後、川に放した。 教室は16日午後1時半と、3月1、2日の午後にも開かれる。参加・問い合わせは、同プロジェクト=電話0894(27)0877。
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