愛媛県西予市野村町惣川地区の農家らが販売している手作りこんにゃくが、口コミで評判を呼んでいる。自分たちで育てたコンニャクイモを１００％使用。取り組みを進めている「惣川こんにゃく生産部会」の川田加銘太郎部会長（６５）は「高齢者の働く場として、地域活性化にもつながってきている」と手応えを感じている。惣川地区はかつて、祭りや冠婚葬祭時に各家庭でこんにゃくを手作りする風習があった。販売用のこんにゃく作りは２００９年、県と市による集落づくりのモデル地区となったことで地元住民らが発案。１０年１２月に同部会を立ち上げた。 コンニャクイモは、農家２５戸が計約１ヘクタールで栽培し、収穫量は毎年計約７００キロ。１０年度にこんにゃく約４０００個を生産し、１２年度は約７０００個にまで倍増。１３年度はさらに生産量が伸びる見込みという。
↧