愛媛県は17日、四国電力伊方原発(伊方町)で事故が起きた場合の住民避難シミュレーションを発表した。30キロ圏内の13万人が圏外へ出る最大所要時間は、自家用車で一斉避難したケースの18時間と試算。避難ルートの指定や車の乗り合わせなどで、6時間15分に短縮できる方策も示した。 シミュレーションは平日昼に事故が発生し、5、30キロ両圏内に避難指示が出されてから陸路で圏外へ移動完了するまでの時間を計算。避難先は「県広域避難計画」に基づいた。ルートを指定した場合や、指示が出ていない住民が自主避難する「影の避難」の割合も考慮した計18シナリオで検討した。
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