Quantcast
Channel: 愛媛新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 34024

スマ養殖など宇和海水産振興へ報告 愛媛大

$
0
0
 愛媛大南予水産研究センター(愛媛県愛南町船越)は18日、宇和海の水産業活性化を図る文部科学省補助事業「地域イノベーション戦略支援プログラム」の研究成果を宇和島市丸之内3丁目のサブライムホールで発表した。クロマグロの近縁種で味も近い「スマ」の完全養殖など、新たな水産資源掘り起こしについての報告が注目された。 プログラムは愛媛大や行政、金融機関などによる協議会が2012年度から5カ年計画で展開。全国の大学や企業から同センターに招聘(しょうへい)した研究員5人が技術開発を進めている。年間事業費は約8千万円。 同センターの後藤理恵准教授は、乱獲によるマグロ資源減少などを受け、クロマグロの代替魚種として、漁獲が少なく市場にあまり出回らないスマの完全養殖に着目。幼魚と小さい親魚が冬の低水温でへい死したため「低温期までに十分育った人工種苗が必要。光や温度、ホルモンを調整し、早期産卵に向けて試験を進めたい」とした。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 34024

Trending Articles