俳句愛好者の交流と研さんを図って俳都松山の文化発展を目指そうと「第51回松山市民俳句大会」(松山俳句協会主催)が11日、愛媛県松山市道後公園の子規記念博物館であった。約350人が参加し、句の講評や講演を通して創作意欲を高めた。 協会の阪本謙二会長が「松山は俳句が根ざしている都市。今後とも充実した活動を行っていきたい」とあいさつ。事前に県内外から応募のあった1835句から、選者19人がそれぞれ特選3句、入選10句を選んだ。岡田早苗さん=松山市=の「吊るものは吊りて母屋の冬構」が特選2、入選2で最も多い4人から評価された。 選者が「雰囲気を大切にした句」「生活感がうかがえる」などと入賞句について講評し、参加者は熱心に耳を傾けメモを取るなどしていた。
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