愛媛県の松山市道後温泉審議会（土居俊夫会長、９人）が１０日、同市道後湯之町の市営「椿の湯」であり、４月の消費税率引き上げに伴い、増税相当分として道後温泉本館の利用料金を１０～５０円値上げする市の方針を了承した。３月定例市議会に関係条例改正案を提出、可決されれば６月１日から改定する。値上げは、本館改修工事の財源確保のために行った２００５年以来となる。 市道後温泉事務所によると、大人料金は神の湯階下４１０円（現行比１０円増）、神の湯２階席８４０円（４０円増）、霊の湯３階個室１５５０円（５０円増）などとなる。高齢者や障害者、椿の湯の使用料は据え置く。 市は値上げについて、１７年愛媛国体前後の本館や椿の湯の改修で入浴者減少も予想され、財源確保が喫緊の課題だと説明した。
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