南海トラフ巨大地震による津波被害を想定した日米共同の統合防災訓練が7日、高知県の自衛隊施設などであった。自衛隊ヘリコプターが救援物資を搬送するなどしたが、悪天候のため訓練内容を大幅に縮小。米軍の新型輸送機MV22オスプレイは参加を取りやめた。 高知県沖の太平洋でマグニチュード(M)9.1の地震が起き、沿岸部を30メートル超の津波が襲ったとの想定で実施。オスプレイは山口県岩国市の米軍岩国基地から陸上自衛官を被災地に送り、高知県土佐市沖の護衛艦に着艦、救助者を福岡県の空自基地に運ぶ計画で、悪天候の際は拠点間の移動で愛媛上空を飛行するとしていた。 愛媛県は飛行状況の確認へ、職員2人を高知県香南市の陸自高知駐屯地に派遣した。
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