6日の愛媛県内は気圧の谷が四国を通過し、山間部を中心に雪となった。松山地方気象台によると、最低気温は久万氷点下4.1度、四国中央同1.5度など15観測地点中6地点で0度を下回り、本格的な春を前に厳しい寒さに包まれた。 四国中央市の土居三山の一つ赤星山(1453メートル)の山頂付近は、午前中の気温が氷点下8度にまで下がった。空気中の水分が樹木の枝先に凍り付く霧氷が見られ、冬山を幻想的に演出した。 ボランティアで登山道などを整備している同市土居町津根の篠原隆さん(75)は、早朝から数時間かけて山頂付近に到着。「数日の冷え込みで現れるようになった。2月末ごろまで見られるのでは」と白銀世界を眺めた。
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