愛媛県無形民俗文化財「いかざき大凧合戦」で知られる内子町五十崎の和凧を、東京都江戸川区立篠崎小学校の児童が創立130周年記念行事として製作、5日、江戸川河川敷で凧揚げ大会を開いた。 同校では特色ある教育活動の一環として毎年、凧揚げ大会を開催。凧作りを指導する江戸川凧の愛好会会長の蒲倉一郎さん(65)が五十崎の凧の性能の良さを知り、校長に提案した。 児童は昨年10月、五十崎の和紙と竹を使って大凧合戦に使われる凧(縦1.65メートル、横1.35メートル)を20枚製作。5日は強風の中、2~6年生の約550人が各自の手作り凧を操った後、6年生が5人一組で学校のマスコットキャラクターを描いた五十崎の大凧を青空に揚げた。 6年野本健太君(12)は「(凧は)思ったより重く感じた。風が強かったけど揚がってよかった」と笑顔。蒲倉さんは「五十崎の凧はどんな風でも本当によく揚がる。各地に広めたい」と話した。
↧