愛媛県西条市下島山の西条東中学校の2年生約130人が4日、少年式の記念行事で小松藩一柳家の菩提寺である仏心寺(西条市小松町新屋)を訪れ、立派な大人の仲間入りをするために座禅を組んで決意を新たにした。 仏心寺は1650年に2代藩主・一柳直治が創建した禅寺。座禅体験は、一柳家の子孫が同校の教諭を務めている縁で、同校が子どもたちに気持ちを落ち着かせて自らを見つめ直してもらおうと初めて企画した。 西谷公成住職(61)ら2人が座禅の作法を教え、「無になることは難しいと思うが、一つの事を考えていると体は動かない」などとアドバイス。生徒たちは禅堂と本堂に分かれて約30分間の座禅に挑戦し、静寂の中で自らと向き合った。
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