愛媛県の老舗和食レストラン「真砂家」を運営するTKMフードサービス(松山市、黒川裕志社長)が経営悪化で自己破産申請の準備に入ったことが3日分かった。早ければ2月中旬にも松山地裁に破産手続き開始を申し立てる。 代理人弁護士などによると、負債総額約1億8000万円。1月28日に事業停止し、全従業員らに解雇を告げたという。 東京商工リサーチ松山支店などによると、2006年2月、前身の真砂家(砥部町)が負債総額約9億8600万円で倒産。砥部本店と小栗店の営業基盤を継承する形で、同社役員だった黒川社長が同月、TKM社を設立した。
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