南海トラフ巨大地震に備え、民間物資拠点を活用した中四国圏での広域的な輸送訓練が20日、愛媛県伊予市などで実施され、同市八倉の日本通運松山ターミナル事業所では、支援物資を各地に届けるための仕分け作業の流れを確認した。 国土交通省などが初めて実施。事業所では、広島港から松山港に届いた日用品などの支援物資がトラックで運ばれてきたという設定でコンテナ100ケースを準備。同省四国運輸局の職員らが見守る中、従業員は飲料水や毛布など物資の種類や数を確かめて手際よく仕分け、2次拠点に輸送するためのトラックに積み込んだ。
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