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原子炉容器上ぶた交換せず再稼働申請 四電方針

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 四国電力は運転停止中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について、昨年度の定期検査時に予定していた原子炉容器の上ぶた交換を繰り延べて再稼働を申請する方針であることが19日までに分かった。上ぶたは安全面から伊方1、2号機など全国の原発で交換が進んでいるが、四電は安全性を確認済みとして次回定検で交換する考え。伊方原発反対八西連絡協議会の近藤誠さん(八幡浜市)は「安全サイドに立てば再稼働前の交換は当然。後回しは安全を考えた姿勢ではない」と批判している。 上ぶたは、原子炉の出力を調整する制御棒の駆動装置が備わる重要機器で、外径4.5メートル、高さ8メートル。海外の原発で装置を取り付ける管台に損傷があったことを受け、全国の原発で交換が進む。3号機の上ぶたは1994年12月の運転開始から使用しているが、四電は「定検で入念に点検を行い健全性を確認している。交換は予防保全で現在の定検中に交換しないことに何の問題もない」と説明している。

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