レスリングのアテネ五輪銅メダリストで、男子日本代表チームの田南部力コーチ(38)=警視庁=が12日、八幡浜工業高校を訪れ、レスリング部員らに実技指導した。 2017年の愛媛国体に向けた選手育成の一環で、同校訪問は昨年に続き2回目。練習には同校のほか、今治工業高、北条高の選手と県内外の小中高生ら計約50人が参加した。 タックルなどの手本を示した田南部コーチは「ずっと百の力でやるよりも、技を掛ける瞬間に集中して力を入れる方がキレが出てくる」「技を受ける側も実戦のつもりで」などとアドバイスした。 八幡浜工高の栗本秀樹監督(43)は「最新のルールに精通しており、生徒にも新鮮で身になる」と第一線で活躍してきた元選手による指導の効果を説明。田南部コーチは「基本が大事と覚えてほしい。一人一人に東京五輪に出られる可能性もあるので金メダルを目指し頑張ってほしい」と話していた。
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