東日本大震災の経験を伝える「地域防災実践者研修会」が12日、宇和島市住吉町1丁目の市総合福祉センターであり、現地で支援を行う団体職員や大学教授が現状報告とともに南海トラフ地震などへの備えを語った。 介護や看護の専門職ボランティアを派遣する東北関東大震災・共同支援ネットワークと、NPO法人全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)=いずれも仙台市=が主催。復興支援への感謝の意も込めて10日から愛媛、高知両県の3会場で実施した。 研修会は「避難所の立ち上げ・運営」と「仮設住宅の支援と復興公営住宅への移行」の2部構成で、CLC職員らが避難所運営の留意点として、役割分担を決めて班を編成▽掲示板で的確な情報を提供▽女性のプライバシー保護▽手洗い・消毒徹底による感染症防止―などを説明した。
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