10日朝の愛媛県内は、上空に寒気が流れ込んで冬型の気圧配置が強まり、各地で厳しく冷え込み雪が降った。松山地方気象台によると、久万高原町久万で2センチの積雪を記録し、松山市の平野部でも積雪を観測。高速道路が一部で一時通行止めになるなど交通網にも影響が出た。 午前9時、朝の最低気温0.8度を記録した松山市堀之内の城山公園では、みぞれから変わった雪がみるみるうちに建物の屋根や芝生を覆い、傘やかっぱに雪を載せた人が首をすくめて行き交った。 積雪の影響で、県内の高速道路では松山自動車道の伊予インターチェンジ(IC)―大洲IC、西予宇和IC―宇和島北IC間、川之江東ジャンクション(JCT)―大豊インターチェンジ(JC)間などが一時通行止めとなったが、午後0時10分までに全て解除された。 四国整備局は、松山市と久万高原町を結ぶ国道33号三坂峠や、宇和島市吉田町付近の国道56号で、チェーン携行などの注意を呼び掛けている。 午後の県内は大雪の恐れはなくなったが、冬型の気圧配置が続き雪雲が東に動くため、中南予では昼すぎ、東予では夕方ごろまで所により雪となる見込み。気象台は積雪や路面の凍結による交通障害に注意を呼び掛ける。
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