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県内倒産最少59件、金融支援継続が奏功

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 東京商工リサーチ松山支店は10日、2013年の愛媛県内企業倒産状況(負債総額1千万円以上)をまとめた。倒産件数は59件(前年比35.9%減)で1965年の集計開始以降、最少だった。負債総額も123億7800万円(56.7%減)と過去10年で最少。 同支店は「中小企業金融円滑化法は3月末で終了したが、金融庁の意向もあり、金融機関の支援姿勢が変わらなかったため」と説明している。今後については「円安による原燃料価格上昇が先行し、消費税増税で景気回復ムードに水を差す恐れがある」と分析。「体質改善が進まない零細企業を中心に、倒産が緩やかに増える懸念がある」とみている。 負債総額10億円以上の大型倒産は、食肉販売のライズ(四国中央市、15億9600万円)と清友建設(松山市、15億円)の2件。50億円以上の倒産は4年連続で1件もなかった。 業種別は、建設が16件(前年比3件減)で最多。サービス業などが14件(6件増)、卸売は7件(16件減)。

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