愛媛県四国中央市の三島高校(同市三島中央5丁目)で2013年5月、1年生の男子生徒(15)が発作により一時心肺停止状態になったが、学校の機敏な対応で救助できたとして、市消防本部は9日、同校に感謝状を贈った。万一の事態を想定したマニュアル作りや、教職員と生徒の心肺蘇生法学習といった日ごろの備えが命を救った。 同校関係者によると13年5月27日午前8時25分ごろ、男子生徒が全校朝礼の集合場所に向かう途中、突然倒れた。近くにいたクラスメートから知らせを受けた教員が、数分後には自動体外式除細動器(AED)を使用。男子生徒は一命を取り留め、市内の病院に搬送された。同9月に復学している。
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