警察署で講習を受け、試験に合格した住民が自転車交通安全教室などを開く愛媛県警独自の「サイクルマスター」制度が2月1日に始まるのを前に、西条署は7日、県内初の講習会と認定試験を実施し、高校教諭や企業関係者ら10人が挑んだ。 県警交通企画課によると、制度は普通運転免許などを持つ成人が対象で、自転車利用者の教育機会増加と安全意識の浸透が狙い。合格者には委嘱状と顔写真入りのサイクルマスター証を交付する。 西条市新田の同署で催した講習会で、新矢佳男署長が「高齢者と自転車利用者の事故抑止が喫緊の課題。地域や職場の特性に合った教室を開催してほしい」とあいさつした。署員が自転車の通行方法や自転車関連条例の改正などを説明し、参加者は真剣な表情で認定試験に臨んだ。
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