１月に就航した、瀬戸内海の島を巡回する日本唯一の診療船「済生丸１００」が７日、愛媛県松山市の松山港外港に接岸し、県内関係者約３０人にお披露目された。１５日から岡山県で診療を始め、愛媛では２月６日の松山市の睦月島を皮切りに年間約３０日、約２０の島を巡る。 済生丸は、社会福祉法人「済生会」が１９６２年から愛媛、香川、岡山、広島の島しょ部で運航。４県で年間受診者数は約１万人に上る。愛媛では９０年度に最多の３２００人となり、２０１２年度は２１１３人だった。 ２３年ぶり４代目の新船は、１１年の済生会１００周年にちなみ「済生丸１００」と名付けられた。バリアフリー設計で、乳がん検診ができるマンモグラフィーを導入。画像確認がすぐできるエックス線撮影装置や最新の糖尿病検査機器もそろえた。内科や整形外科の医師、看護師らが最大で３５人乗り込む。
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