愛媛県東温市が「東温ブランド」産品の創出による地域経済活性化を目指している。商品開発や販路開拓を行う団体や個人を支援しようと２０１２年秋に補助制度を新設、これまでに４団体６事業に助成した。市は「商売として成り立つよう後押ししたい。取り組みを見て後に続くところが増えれば」と期待する。 東温市では、特産のもち麦や裸麦を使ったパンやみそ、特区認定を受けたどぶろくなどが誕生している。しかし、市内には小規模な個人事業主が多く、新しい取り組みに伴う金銭的リスクを背負いにくい。「せっかくいい物を作っていても手詰まり感がある」（市産業創出課）と、支援制度を立ち上げた。 市は１２～１４年度に、補助対象経費の半額以内、１事業２０万円を上限に補助する。助成先の一つが、市青年農業者協議会有志６人でつくる「ハロウィーンかぼちゃ温温（ぬくぬく）」。飾り付け用カボチャのブランド化を目指す。藤田恒太代表（３３）によると、西日本ではまとまって生産している地域は珍しい。
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