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力合わせ、しめ縄張り 「危機遺産」少彦名神社

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 希少建築の参籠殿(さんろうでん)が今秋、米財団の「危機遺産」に選ばれた愛媛県大洲市菅田町大竹の少彦名(すくなひこな)神社で29日、市民有志グループ「おすくな社中」(34人)のメンバー9人がしめ縄を作り、拝殿などに取り付けた。 社中は、氏子がなく荒廃した同神社の手入れを2001年から実施。昨年までしめ縄を奉納していた市内の高齢男性に作り方を教わり、拝殿に飾る長さ5.5メートルの大しめ縄をはじめ、参籠殿や下宮に付ける長さ4メートルのものなども作った。 初めての製作とあって、よりの具合や太さがややふぞろいになったが、力を合わせて編んだメンバーは「あふれる手作り感がいい」と満足そうだった。 社中の叶豊代表(61)は「大雪で参加者が少なかったが、これで何とか正月を迎えられる。心の乱れが世の乱れを招く。参拝して畏敬の念を持ってほしい」と話していた。

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