愛媛を舞台にした自主映画の製作団体「ヒメブタの会」の第1号作品が、ボランティアの出演者、スタッフら約150人の協力で完成、1月1日から松山市内で上映される。 監督の森幸一郎代表(45)=同市余戸中4丁目=は「映画作りを通して非常によい出会いがあった。この関係を一過性のものとせず継続していきたい」と意欲を新たにしている。 作品タイトルは「生まれては消え」。徴兵制度が復活しようとしているもう一つの日本が舞台で、主人公の青年が徴兵から逃れるため、かつて住んでいた松山を訪れ、思い悩む姿を描いた。人間の幸せとは何かをテーマに、戦争や貧富の差の拡大など社会問題を盛り込んでいる。松山市三津地区を中心に内子町石畳、今治市吉海町など県内で全シーンを撮影した。 完成した作品は7時間50分の大長編。1月1~5日の正午から、松山市緑町1丁目のシアターねこで上映する。入場無料で途中入退場自由、休憩あり。詳しくは同会ホームページで。アドレスはhttp://www.himebuta.jp
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