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松山地方気象台、観測124年 年平均気温1.75度上昇

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 松山地方気象台の前身・県立松山一等測候所が愛媛県松山市北持田町で観測を開始してから、2014年1月1日で124年になる。蓄積データをたどると、県内は温暖化が進み、特に直近20年の変化が激しいことが分かった。気象台の西村修一調査官は地球規模の気候変動や都市化の影響を指摘。「100年後の愛媛は、現在の種子島(鹿児島県)のような気候になる可能性がある」との見方を示す。 気象台によると、松山の年平均気温は100年で1.75度上昇した。全国平均(1.15度)より急激な変化で、1900年代初頭の鹿児島や宮崎と同程度の暖かさになった。宇和島の20年代の年平均気温は松山より2度ほど高かったが、近年は差がなくなってきた。 21世紀末の県内はどうなるのか―。気象庁が全国を7地域に分けてまとめた最新の地球温暖化予測情報によると、県内を含む地域(西日本太平洋側)では最高気温35度以上の「猛暑日」が20世紀末に比べて年間約10日、熱帯夜が約28日増え、冬日は約18日減る。短時間に強い雨が降る頻度が増え、雨が降らない日も年間10日ほど増える。

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