６月に格安航空会社（ＬＣＣ）が就航した愛媛県の松山空港で秋ごろから駐車場利用客が急増したため、駐車場を管理する空港環境整備協会（空整協）松山事務所が、３月に国へ返還した駐車場用地（約３８００平方メートル）の再使用を申請したことが２７日、分かった。近くの民間所有地を借りて駐車場を増設する計画もあり、ＬＣＣが増える２０１４年２月までに駐車場の確保を急ぐ。 同空港では、立体２棟を備えた第１駐車場と平面の第２駐車場がある。空整協松山事務所の岡西均所長によると、計１３５０台駐車できたが、東日本大震災後に空港利用者が減り空車が続いたため、３月末、「第２」の一部の約１３０台分を国に返還した。 しかし、６月１１日に成田線でＬＣＣが就航したのに伴い、第１駐車場の満車が４～８月は月１０日未満だったが、９月は１１日、１０月は１３日、１１月は１６日と増加傾向に転じた。１１月は前年同期の２倍で、週末は満車状態が続く。
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