約20年にわたりアラスカの雄大な自然を撮り続けている写真家松本紀生さん(41)=愛媛県松山市東野3丁目=のスライドショー「フォトライブ」がこのほど、母校の松山北高校(同市文京町)であり、全校生徒1076人が先輩の生き方を通し自らの将来を考えた。 松本さんはアラスカを拠点に活動していた写真家の故星野道夫さんに憧れ、21歳で大学を中退、アラスカ大へ入学した。1年の約半分は撮影に臨み、帰国中はフォトライブで魅力を伝えている。 この日は弓道部員だった高校の思い出を交え、オーロラやザトウクジラなどの風景と野生動物を大型スクリーンで紹介。「本当に好きなことを思いっきりやりたくて写真家を目指した。夢がかなわなくても一生懸命努力する過程が大事」と後輩へエールを送った。
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