愛媛銀行ひめぎん情報センター(愛媛県松山市)は26日、2013年度上期(4~9月)の県内企業動向調査結果を発表した。業況判断DI(好転と悪化の差)は、公共工事受注増に伴う建設業の売り上げ増や、円安による海運業の収益改善を受け、前期比12ポイント増のプラス12で、1991年度下期以来の高水準となった。 政府が求めている賃上げは、52%の企業が給与または賞与、両方の増加を前向きに検討しており、景気の回復に伴い、中小企業にも理解が広がっていることが明らかになった。 部門別の業況判断DIは、製造が16ポイント改善してプラス16、非製造が10ポイント増のプラス11。 売上高DIは建設や不動産が改善してプラス8、収益DIも水産業や海運が好調でプラス7となり、ともに2期連続改善した。雇用DIは建設や飲食などで不足感が強く、3ポイント悪化のマイナス17。 設備投資した企業は前期と同じ41%。製造は増産のための投資が多く9ポイント増だったが、非製造は5ポイント減った。
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